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投稿に独自の投票(「いいね」)機能を追加できるプラグイン「WP ULike」

公開日:2016(平成28)年10月8日/最終更新日:

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WordPressのプラグイン情報



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WordPressに限らずサイトやブログを作っていて何か反応が欲しいと思うことはありませんか?

アクセス解析などで閲覧履歴を見ても何だか味気ないし、SNSでの共有は利用者に限られていてなかなか反応がないし、コメントはスパム対策でメールアドレスを入力したり認証を設けたりするので敷居が高いし・・・、何とか閲覧者の反応は見れないものか?を可能にするのが「WP ULike」です。

「WP ULike」はどこへ登録することもなく、どこかへデータが共有される訳でもなく、サイト内のみでデータが利用されるので、前述した評価方法と比べればかなり敷居を低くできる評価プラグインです。

【WP ULike】プラグインの用途や機能

  1. 投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプなどへ投票用のボタンを設置
  2. 投票は取り消すことができる(Unlike機能)
  3. 投票された結果はウィジェットでランキング表示できる
  4. 投票された内容の統計を管理画面で見ることができる

個人的におすすめなのが3のウィジェット機能。

「いいね」された件数順などで本当の意味の人気記事一覧を表示させることができます。

ページビュー数を基に人気記事の表示をさせる「WordPress Popular Posts」などよりも、より実態に沿った人気情報を表示できます。

また、どこから閲覧した人が「いいね」したのか、何件あったのかなどの情報が管理画面の統計として見れるのも秀逸なところだと思います。

無料版では「いいね(プラス評価)」したものを取り消すことはできても、「残念(マイナス評価)」だけを投票することはできないようになっていますから、厳しい意見は取れません。

「いいね」した記事を同一IPもしくは同一ユーザーから再度クリックされたとき「残念」(つまり「いいね」の取り消し)として動作します。

本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど

プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までに本記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。

プラグインを使用(試用)したテスト環境・公式ページなど

この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境、本記事で紹介するプラグインバージョン、現在配布されている最新バージョン、公式ページのリンク等は以下の通りです。

テストしたサーバーカラフルボックス ColorfulBox
WordPressバージョン6.0.1
PHPバージョン7.4.27
テストしたテーマHABONE(本サイトでも使用しているオリジナルテーマ)
プラグインバージョン本記事で紹介するために試用したバージョン :4.6.3
公式サイトで配布されている最新バージョン :4.7.4
※バージョンが違うと、仕様が大きく変更となっている可能性があります
テストした日
※本記事の最終更新日であり、実際の試用日とは異なることがあります
公式サイトhttps://wordpress.org/plugins/wp-ulike/
※wordpress.org上のページへのリンクです
作者サイトhttps://wpulike.com/
※プラグイン制作者の独自ページ(サイト)リンクです

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【WP ULike】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

時点では、本プラグインは有効化後、一部のみ日本語化されるようになっており、大半の部分は英語のままになっていました。

下記のページにて、私「ひまあーと」が作成した翻訳ファイルを提供していますので、英語の苦手な方、日本語で理解しながらよりきちんと設定をしたい方はご利用ください

ご自身のサイトでプラグインを導入した段階で、問題なく日本語で使用できる場合には、上記翻訳ファイルを使用する必要はありません

【WP ULike】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

基本的な設定方法や使い方

日本語で使えるので問題はないと思いますが設定方法のツボ処だけ紹介しておきます。

管理画面のタブは

  • 「全般」・・・プラグイン全体の設定
  • 「投稿」・・・投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプに対する動作設定
  • 「コメント」・・・コメント欄に対する動作設定
  • 「カスタマイズ」・・・ボタン色の変更、カスタムCSSの追加

の4つがあります。

分かりにくい点は「投稿」タブの「フィルター」という欄。これはチェックを入れた箇所に対していいねコンテンツを表示しないというものですので、サイト全体に表示させたい場合にはノーチェックでOKです。

また、「投稿」「コメント」のログ記録については選択肢の翻訳が分かりにくいので、上から

  1. ログを記録しない
  2. Cookie(ブラウザの一時保存機能)による
  3. IPアドレスによる
  4. ログインユーザー名

と読み替えれば分かるかと思います。
※ヨーロッパ圏からも評価可能なサイトにする場合にはGDPR(個人情報保護方針)が日本と比べて厳しいですので、これに関する記述をすること(IPアドレスで情報取得してまっせ!など)をプライバシーポリシーへ記載することと、もしも開示を求められた場合の開示方法なども明記・対応する必要があると思います(まだ日本ではそれほど厳しくありませんが、対策はしておいた方が無難かと思います)。

ボタンの画像は一応16×16ピクセルが望ましいと書いてありますが、意地悪でビッグな画像を選択してもきちんとリサイズされて表示されました(画像が小さくて何が何だか分からないのでオリジナルのままでいいのでは?と思います)。

最後に、ウィジェットへ「いいね」されたコンテンツのランキングを表示できます。通常のウィジェット設定に新しく項目が追加されますので、表示したい場所へ挿入します。設定項目については見ればわかると思います。サムネイルを表示できるのがいいところだと思います。

※プラグイン公式ページにあるスクリーンショットです

投稿に独自の投票(「いいね」)機能を追加できるプラグイン「WP ULike」|Knowledge Base
投稿に独自の投票(「いいね」)機能を追加できるプラグイン「WP ULike」|Knowledge Base

【WP ULike】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など

より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。

任意の場所へボタンを挿入する方法2つ

このプラグインにはショートコードを使ってボタン表示ができるようになっていますので、特定の記事などだけに表示させたい場合には、自動表示をオフにして表示したいものにだけ

[wp_ulike]

を挿入すればそのコンテンツだけ評価を得ることができるようになります。

また、single.phpなどへ

<?php echo do_shortcode( '[wp_ulike]' ); ?>

を挿入することで、特定の場所へボタンを表示できるようになります。

そのほか、パラメーターを使用することで、ショートコードのカスタマイズが可能です。詳しくは、作者公式サイトのドキュメント「ショートコード」をご覧ください(英語サイトです)。

有料版でできるようになること(推察含む)

本ページの内容は、無料版のみの試用レポートですので、有料版については試用をしていません。

ここでは、翻訳ファイルの作成時の翻訳内容、プラグインの機能についてのドキュメントなどを基に、有料版にすると追加される機能の一部を紹介します。

前述の通り有料版の試用を行ったわけではありませんので、相違があるかもしれませんがご容赦ください

  • 「いいね(プラス評価)」に加えて「残念(マイナス評価)」ができるようになる
  • 「いいね」「残念」それぞれの統計を表示できるようになる
  • より詳細な動作コントロールができる
  • フロントエンドのプロフィール情報のカスタマイズができる
  • 画面遷移なしでログイン・ユーザー登録ができる機能が追加される
  • 構造化データの出力ができる
  • データの最適化(ゴミデータの整理・削除ができる)
  • より詳細な動作をさせるショートコードの作成ができる

有料版(プロ版)はサブスクリプション方式(年額契約)になっていますので、公式ドキュメント等をよく読んで導入を判断ください。

本記事の更新(変更)履歴

更新日更新内容
2016年10月 8日本ページを公開しました
2019年12月16日最新バージョンに沿った内容へ更新しました
2022年 8月23日バージョン4.6.3を試用したレポートへの内容変更、有料版で使えるようになりそうな機能についての情報を追加しました
著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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