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サイトの特徴によって対策方法が違う!WordPressでバウンスレート(直帰率)を下げてページビュー数を増やす方法

公開日:2016(平成28)年3月23日/最終更新日:

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バウンスレートとは、サイトを見に来てくれた方全体の中で、検索エンジン経由などで1ページだけ見て違うサイトに行ってしまう割合のことで、一般的にはバウンスレートが高いと「あるキーワードで検索して開いてみたけどあんまり必要な情報ではなかった」と判断されているという指標になります。

確かに来てくれた方が何ページも見てくれれば必然的にページビューが増えるし、何より何ページも見てもらうことで、1ページ目では分からなかったサイト制作者のコンテンツの作り方や情熱といったものが伝わるので、サイトのファンになってくれる確率が上がるとは思うのですが、これは日記や速報系のサイトによく当てはまることであって、うんちく系や解説系のサイトでは私も含め必要な情報を検索した場合にはその情報だけを見て違うサイトへ・・・というのが多いのではないかと思います。

ですから、解説系のサイトを作成している場合にはたとえバウンスレートが高くても気にすることはないのですが、できれば何ページも見てもらい、「このことを調べるならこのサイト」と再訪する人が増えてくれるとうれしいですね。

1人の訪問者が見るページが増えると
1ページで離脱すれば10人訪問してくれても10ページ閲覧される
2ページで離脱すれば10人訪問してくれても20ページ閲覧される
3ページなら、4ページなら・・・といった形でページビュー数はどんどん倍増することになります。まだサイトを再訪してくれる人が少ない立ち上げてから1年にもならないようなサイトでは、検索経由でのアクセスが大半を占めることになるのですが、検索経由での訪問者数を獲得するのはとても大変だということはしばらく運営している人なら分かるのではないかと思います。

せっかく訪問してくれた人に何ページも見てもらって一人でも多く「ファン」になってもらうためにバウンスレート対策をしていきましょう。

今回は共通点もありますが、「日記系」と「解説系」のサイトを作るにあたってそれぞれの特徴を踏まえてバウンスレートを下げページビュー数を増加させる方法を紹介したいと思います。

日記系サイトでバウンスレート下げるための3つの対策

日付でまとめて読めるようにする

 日記系サイトでは、前後の記事や去年の今頃のような読み方をする機会が多いので、投稿カレンダーなどをウィジェットなどに表示して「その日」がすぐに選択できるようにしたり、月でカテゴリーやタグを設けて簡単に前後や関連のある日の情報を選択できるようにすると効果的です。

分類でまとめて読めるようにする

日付とは別に、日記ジャンルをカテゴリー設定し、例えば「花」に関することや「行楽」に関すること、「家族」に関することなどに分類しておくと、WordPressで便利な基本機能であるカテゴリー一覧が作られるので、時系列で関連のある日記が表示できるようになります。

これらをトップページにカテゴリーごとの新着記事などで表示し、カテゴリーアーカイブページへのリンクを作ることで、訪問してくれた人がすぐに目的の記事にたどり着けるようにしておくと効果的です。

前後の記事を読みやすくする

いわゆる「前後ナビゲーション」です。単純に前後の記事を矢印などでジャンプできる機能ですが、これを設置しておくと格段に直帰率が下がります。最近のテーマではこの機能を標準にしているものが多いですが、ない場合にはプラグインなどを使って表示するようにするといいと思います。

解説系サイトでバウンスレート下げるための3つの対策

人気のある情報を積極的にアピールする

「WordPress Popular Posts」などのプラグインを使って積極的に「人気のある」情報を表示するようにします。1つの記事で目的が達成されても、人気順でウィジェットなどにタイトル表示をすることで、「こんな情報もあるんだ」ということがアピールでき、違うジャンルや違う情報のページを見てもらえるようになります。

違うジャンルの情報をアピールする

WordPressのテーマでよくあるのはカテゴリーやタグをベースにランダム記事を表示する「関連記事」機能ですが、同じ分類の記事への誘導はできるものの、サイトの中に含まれる違ったジャンルのものへの誘導は非常に困難です。

などのプラグインを使えば、テーマなどに使われている「カテゴリー」や「タグ」を元にした関連記事の抽出も、まったく関係なくランダムに記事を抽出した一覧も作成することができます。ジャンルがあらかじめ決まっているサイトでは効果が薄いかも知れませんが、いろいろなジャンルの記事を書いているようなサイトでは効果的です。

実際に変遷したページを表示する

アマゾンなどに代表される通販サイトでは必ず使われている「この商品を見た人はこんな商品も・・・」という関連情報を表示するスペース。これは、

今まで見たユーザーが実際に複数ページを閲覧した記録を取って、より確実な関連情報を表示してページ閲覧数を確保するための方法です。生の情報ですからこれに勝る方法はないと思います。これをWordPressで実装するのは困難だと思っていましたが、唯一と思われるプラグインがあります。

このプラグインは導入後から記録を取り始め、実際に閲覧者が関連して見たページを記事下などに表示してくれます。記録を取るために上記の関連記事やランダム記事、人気記事などをウィジェットなどに設置し、様々な切り口でページの変遷を記録するようにしておくと、どんどん情報が更新されて、より「その記事」を見た人が次に見る確度が高い情報が表示されるようになります。

私的にはバウンスレートを下げ、ページビュー数を増やす方法として導入した機能の中では一番効果の高い方法です。

前述しましたが、プラグインが記録を取りながら一覧を追加していく性質上すぐに効果が出るというわけではありません。比較的訪問者の多いサイトでは1ヶ月程度、そうでないサイトでは表示がないままということもありえますが、どのページに移っていったのかが管理画面上でもわかるので、特にネタに困ったときなどにはどのジャンルの記事を書くと効果的なのかが一目でわかるようになります。

QA AnalyticsQA Analytics

さいごに

いかがでしたか?両者のいいところを全て表現すればいいのですが、サイトの表示面積には限界があります。さらに表示されたページすべてを見てもらえるわけでもないので、どうやって効率よく目に留まる位置に効果のある情報を表示するかというのが大切になってきます。

かといっていろいろなことを詰め込みたい余りに字を細かくしたり表示件数を減らしたり、タイル表示にしたりとごちゃごちゃにしていくとどんどん見にくいページになり肝心の本文すら読んでもらえないということにもつながりますから、
必要な情報を簡単に、分かりやすく表示するために不要なものはあっさりそぎ取る
という決断も重要だと思います。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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