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初心者でもできる「カスタム投稿タイプ(カスタムポストタイプ)」の設定方法と使い方②

公開日:2015(平成27)年12月13日/最終更新日:

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前回の記事ではカスタム投稿タイプの基本設定について書きました。今回はさらに一歩進んで、カスタム投稿タイプ+カスタムフィールドを使って記事を書く方法をご紹介します。もちろんカスタムフィールドに関する解説も紹介します。

ちなみに前回の記事はこちら

初心者でもできる WordPressの「カスタム投稿タイプ」「カスタムタクソノミー」の設定方法と使い方

カスタム投稿タイプを簡単に使うプラグイン「custom post type ui」についてはこちら

カスタム投稿タイプやカスタムタクソノミー(分類)を簡単に作るプラグイン「Custom Post Type UI」

カスタムフィールドって何?

また出て来たカスタム○○。アレルギー出そうですね。そんな方のためにとびきり簡単に説明を。

WordPressで記事を書くときに「タイトル」とか「記事の本文」とかを入力する白い画面、これを「フィールド」と言います。この「フィールド」を追加して自由に設定できるのがカスタムフィールドなのです。

使用例としては、プラグインの紹介ページで「プラグイン名」など必ず同じ内容を入力する項目がありますよね?これを毎回本文で書き替えたりしているとミスが起きることもありますし、複数の箇所に同じ文言があるときなどは変更そのものが大変になります。これを入力窓を設けてそこに入力されたデータを本文の中で何回でも呼び出して表示するといった使い方をします。

また、カスタムフィールドに入力された値を元に記事を絞り込んだり検索したりする機能を追加することもできるので、検索や絞り込みの精度向上のほか、複雑な動作が可能になります。よくあるサイトで想像すると、不動産の検索サイトや求人サイトなどがこの複雑な検索機能を使ったサイトになります。

それから、複数でサイトへの投稿を行うサイトなどでは、記事の本文に自由に文章を書いてもらうよりも、あらかじめ入力窓を設けておいて項目を埋めてもらう方法をとった方が統一された記事の集まったサイトを作ることができます。これもカスタムフィールドを使ったサイト制作方法の1つです。

プラグインを使ってカスタムフィールドを管理する

WordPressのお家芸、プラグインの登場です。カスタムフィールドを作る、管理するのに使いやすいプラグインに「Advanced Custom Fields」があります。おそらくカスタムフィールドでできることはすべてこのプラグインで設定できますので、これ1つ知っていれば大丈夫です。
「Advanced Custom Fields」の基本的な使い方は

カスタムフィールド機能を簡単に便利に使えるプラグイン「Advanced Custom Fields」

を参照ください

ただ1つ設定を追加しなければならないことがあります。それは、どの画面に作ったカスタムフィールドを表示させるかという項目で、作ったカスタムフィールドを開くと「位置」という項目があります。この中の「ルール」で作ったカスタム投稿タイプを指定します。標準では「投稿(post)」が指定されていますから、プルダウンを開いて作成したカスタム投稿タイプ名を選択し、上書き保存します。

これで作成したカスタム投稿タイプの記事作成や記事編集画面を開いてみてちゃんとカスタムフィールドが表示されていればOKです。

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本文でカスタムフィールドの値を呼び出す

基本的には

<?php the_field("カスタムフィールドの「フィールド名」", $post->ID); ?>

を入れれば表示してくれます。コードは1つの記事に何回でも使いまわせますし、ショートコードやタグの中に挿入して適用させることもできます。
これを使って記事の文章例を作っておけば同じ内容の流れを持つ記事が簡単に作成できます。

余談ですが、記事の文章例はいちいちコピーしなくても「Advanced Quick Tag」プラグインを使えばボタン1つで呼び出すこともできます

定型タグや定型文をボタン1つで挿入できるプラグイン「AddQuicktag」

以上がカスタム投稿タイプ+カスタムフィールドを使って記事を書く方法になります。不明点や疑問点などありましたらコメント欄へお願いします。