さまざまな拡張機能が簡単に追加できるWordPressのプラグイン。知らず知らずのうちに数が増えて気が付けば何十個なんてこともあろうかと思います。
WordPressのプラグインをインストールする方法は
- 管理画面のプラグイン検索から検索してインストール&有効化
- プラグインの公式配布サイトなどからパソコンへダウンロードした後、管理画面からアップロードしてインストール&有効化
- プラグインの公式配布サイトなどからパソコンへダウンロードした後、パソコンで解凍してからFTPなどを使ってプラグインフォルダへアップロードした後有効化
という3つがあります。通常はプラグインの名前やキーワードなどが分かれば1が一番簡単なのでこれで済むのですが・・・今回遭遇したのが1の方法を使って有効化したときに「このプラグインには有効なヘッダーがありません。」とエラーメッセージが出て画面が真っ白になってしまったこと。
今回この現象が出たのは
という画像などをスライド表示するプラグインを有効化しようとしたとき、はじめて出た画面だったのでちょっとびっくりしました。
私が作成しているほかのサイトでも使えているのにおかしいですし、エラーメッセージから推察してプラグインのコードエラーなどでもなさそうだしということでいろいろ試行錯誤するうちに解決方法を見つけましたので紹介しておきます。
尚「このプラグインには有効なヘッダーがありません。」とエラーメッセージが出たすべてのプラグインで有効な方法なのかは不明ですので、どうしてもこのエラーが出たプラグインを使ってみたい!!という方は試してみてください。
エラーメッセージが出たら
WordPressのエラーメッセージ画面はドキドキしますね。真っ白な画面に素っ気ないエラーメッセージ、華やかに・・・とは言いませんが何か他の表現方法はないの??といつも思います。
今回のエラーは特にWordPressの動作に支障を与えるものではなく、プラグインを有効化するときにエラーが出たという内容なので、「サイトが壊れたー」と頭が真っ白になる前に一度管理画面のURLへアクセスしてみてください。
ね!!プラグインが有効化できなかっただけで、あとの動作には問題ありません。安心してください。
さて、ここから今回の「このプラグインには有効なヘッダーがありません。」が出たプラグインをインストールする(正確には「できた」)方法を紹介します。
「このプラグインには有効なヘッダーがありません。」を回避する方法
私が経験した限りでは、プラグインのインストール方法で1と2を行うとエラーになるものがあるようです。ということは・・・3でインストールすれば大丈夫!!ということになります。
この方法でプラグインをインストールするには圧縮ファイルを解凍するソフトとFTPなどのファイル転送ツールが必要です。サーバーにファイル転送ツール(ファイルマネージャーなど)があればそれでもいいですし、
を使えばFTPなしでファイルのアップロードができます。
それでは早速始めて行きましょう
エラーの出たプラグインを削除する
他の作業に支障はないわけですから、管理画面のプラグイン一覧を開いて問題の出たプラグインを一旦削除します。
プラグインを入手する
エラーの出たプラグインを公式配布サイトからパソコンへダウンロードします。圧縮ファイルになっているのでダウンロードしたら解凍しましょう
FTPでフォルダごと転送する
ファイル転送ツールを使って、
「WordPressのインストールフォルダ」→「wp-content」→「plugins」の中へフォルダごとアップロードします
※このとき、解凍ソフトによっては2重にフォルダが作成される場合がありますので注意が必要です
例)「A」というフォルダを解凍したら「A」の中に「A」というフォルダができてその中にいろいろなファイルやフォルダがある場合。この場合にはいろいろなファイルやフォルダのすぐ前の「A」をアップロードします。
通常通りプラグインを有効化
WordPressの管理画面からプラグイン一覧を開くとアップロードしたプラグインが表示されるはずです(表示されない場合は上の例のようにアップロードしたフォルダが2重になってないかを確認してください)。
そして有効化すると・・・大丈夫ですよね?これで完了です
この方法でダメな場合、もしも他のサイトなどで動作しているものがあればそれをFTPでダウンロードして、使いたいサイトへそのままアップロードすれば大抵大丈夫だと思います。
そもそも何でこのエラーが出るのか?
WordPressではプラグインがプラグインだと認識されるようにヘッダー情報をファイル内に書くことが必須になっています。必要な要件については今回紹介しません(興味のある方は調べてみてくださいね)。つまり、この情報が足りなかったり記述がおかしかったりすると必要な情報がないので「このプラグインには有効なヘッダーがありません。」とエラーメッセージが出るのです。
従ってプラグイン編集でこの記述を正規なものに書き直せばいいとは思うのですが、今回紹介した方法で有効化できましたのでわざわざ編集する必要もないと思います。