一生懸命作ったコンテンツをそっくそのままコピーして自身のサイトで掲載する、いわゆる「コンテンツ泥棒」問題はWordPressに限らずどんなサイトでも対策に困る事柄です。
中にはそれをアクセスアップの方法として紹介しているサイトもあったり、もっと悪質な場合ではこの行為が違法と判断されにくいことが解っていて行う輩や、コピーコンテンツ自体が悪いことだと全く知らずに他のサイトの画像などを勝手に使っている人さえいます。
対策としてたくさん配布されているのは「右クリックを完全に防止する」という機能のプラグイン。確かにこれで完全にコピーを禁止できるので一安心かもしれませんが、きちんとモラルを守ってサイト運営している方が引用として文章を挿入しながら元サイトへのリンクを張ってくれるという機会を奪ってしまいます。
「Photection – disable right click on your pictures」は画像イメージのみを右クリック禁止にすることで、最小限かつ最大の保護効果を与えてくれるプラグインです。
【Photection】プラグインの基本的な機能・できること
- 画像のみ右クリックを禁止する
- 右クリック時にはメッセージを表示
こういう機能のプラグインは画像を暗号化したりするものが多く、今まで作ったコンテンツに対しても画像の変更が必要なものがほとんどですが、このプラグインは有効化するだけで過去のコンテンツを含めすべての画像に対してコピー対策が行えます。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Photection】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Photection】プラグインは設定項目が少ないので特に必要ないと思います
【Photection】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
設定はダッシュボードの「設定」→「Photection」から行います。
設定項目は右クリックしたときに表示する文言の設定のみです。
最初に「Copyrighted Image」と入力されていますので、任意に変更します。空欄にしておくとデフォルトの「Copyrighted Image」というメッセージが表示されます
【Photection】プラグインの基本的な使い方
設定してしまえば特に何もする必要がありません
【Photection】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
以前はコピー保護をしたいサイトでは右クリック禁止のプラグインを使っていましたが、このプラグインなら前述した引用の不具合が解消されたり、サイトのCSSを確認したいときに使う「検証」などの機能を使うためにいちいちプラグインを停止したりするわずらわしさから解放されました。文章は誰が書いても同じようなものができるかもしれませんが、画像はサイトのイメージを決める「一点もの」のコンテンツですからこれを保護しつつその他は解放できるというところは秀逸だと思います。
引用って何?どうするの?と疑問に思う方がいるかもしれませんので、こちらの参考記事をご覧ください
テーマにあるblockquoteタグのデザインやレイアウトをCSSの知識なしで簡単に変更できる
というプラグインもあります。