投稿や固定ページの中で、「この部分だけ背景に変化をつけたい」という機会は多いのでは?そうした場合一般的にはCSSを作ってセレクタで呼び出してというのが基本的な手順ですが、「Special Text Boxes」はCSSの知識がない人でも簡単にグラデーションや影などを使った背景が作れるプラグインです。
【Special Text Boxes】プラグインの基本的な機能・できること
- CSSのコードや使い方の知識がなくてもカッコいいデザインの背景が表示できる
- 複数の背景を作成、呼び出すことができる
- 背景の中にはどんなコンテンツでも挿入できる
- ビジュアルエディタでは設定した背景デザインをボタンで呼び出すことができる
- ショートコードを使用することでテキストエディタでも使える
「Special Text Boxes」を使った背景の表示例

プラグインを有効にして表示したものを画像化していますので多少見え方が違いますが、プラグインインストール時にサンプルとして設定されている背景の表示例です。
このようにグラデーションや影のあるきれいなデザインの背景を簡単に作成することができます。そして背景の中にはWordPressの投稿や固定ページで使えるすべてのコンテンツを入れることができます。
こうしたプラグインは主にビジュアルエディタ向けのものが多いのですが、このプラグインはショートコードを使ってテキストエディタでも使えるようになっている便利なプラグインです。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Special Text Boxes】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【Special Text Boxes】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。

【Special Text Boxes】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Special Text Boxes】プラグインの基本的な使い方
日本語化してしまえば設定は簡単です。
設定や背景の追加は管理画面の「STB」という項目から行います。
「STB」→「設定」のメニューを開くと基本的なデザインや動作の設定ができますが、背景1つ1つ個別に作成した方が無難ですのでこの項目はデフォルトのままでOKです。
背景を追加するには「STB」→「新しいスタイル」から設定します。翻訳ができていれば項目に従ってデザインしていくだけですから簡単です。
ビジュアルエディタ使用時には投稿や固定ページの編集画面に並んでいるボタンに「Special Text Boxes」が追加されていますので、背景を設定したいコンテンツをドラッグした上でボタンをクリックし、設定を選択するか、ここだけに与えるデザインを行います。
「Special Text Boxes」をテキストエディタで使うには
[stextbox id="<span style="color: red;">一覧のスラグ名を入れる</span>"]
<span style="color: red;">ここにテキストやHTMLタグ、画像などさまざまなコンテンツを入れる</span>
[/stextbox]
- 「一覧のスラグ名を入れる」のところにSpecial Text Boxesの一覧にあるスラグを入れます
- 「ここにテキストやHTMLタグ、画像などさまざまなコンテンツを入れる」のところにはWordPressの投稿や固定ページで使用できるコンテンツなら何でも表示できます
【Special Text Boxes】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
テキストエディタで使用する場合、そのままでは特にCSSを使いクラス指定してデザインするのと何ら変わりありません。ここでもう一つ「Add Quick Tag」プラグインを使って作成した背景のショートコードを登録しておくと、簡単に呼び出すことができます。

