最近の自動車のヘッドライトはほとんどがプラスチックレンズです。最新の車は曇りや黄ばみを起こしにくいようになっているようですが、プラスチックレンズが採用され始めた頃の、特にトヨタ車やホンダ車は「何で??」と思う位ヘッドライトレンズが曇ってきたり黄ばんできたりします。
他聞に漏れず我が家の愛車もこの当時のプラスチックレンズ採用車で、すぐに白く曇ってきたり黄ばんだりします。
ヘッドライトが透明でないとなんだか古くさい車に見えます。逆にヘッドライトがきれいだとすごく新しい車に見えるし、何よりライトが何ワットも上がったように明るくなります。何となく黄色かった光がちゃんとした色になります。
また、車検の時に曇ったままだと光量不足だと判定されて交換なんてことになることもあります。
これを解消するために超微粒子のコンパウンドを試したり、レンズクリアの類を購入したりして対処してましたが・・・一番効果が目に見えて分かって、かつ安価なのが仏壇などを磨く「ピカール」です。
自慢の車をきれいに新しくしておきたい、夜間のライトの暗さを解消したい、そして何よりちょっとメンテナンスするだけで車検の時に交換しなくていいようになるのですからやらない手はないです。
ピカールでライトのプラスチックレンズを磨いた効果
まずはどの位効果があるのか写真で確認してください
ピカールで磨く前はこんな感じ。ずいぶん白っぽくなっています。
ピカールで磨いた後はこんな仕上がりに。とてもクリアになりました。
中のバルブ(電球)の部分を見れば一目瞭然の仕上がりです。実際作業にかかる時間は10分程度でした。
ピカールでヘッドライトのプラスチックレンズを磨く手順
用意するもの
1.「ピカール」
「ピカール」はホームセンターなどでも販売されているメジャーな液体の金属磨きで300円程度で買えます。大抵の場合、売り場の隅っこなどにある「仏壇・仏具・ろうそく・お線香」などを売っている売り場にあります。
カー用品コーナーには車専用のプラスチックレンズ磨きもありますが、価格的には倍以上します。レンズの保護材とパックになった商品もありますから保護材を使用したいときにはカー用品の物の方がいいと思います(個人的には保護材は不要だと思います)。
2.いらない布
それほど繊維の細かさに気を遣う必要はありません
3.プラスチックレンズ保護材
塗らないと黄ばみが速くなるだけで特に必要ないと思います。単独では販売されていないようですから、必要ならカー用品売り場でクリーナーと同梱の物を購入しましょう。
ヘッドライトのレンズをピカピカ透明にする手順
1.汚れをきっちり取る
大きな汚れがあると磨いたときに傷が付くこともありますから、一応きれいにしましょう。
2.磨かない場所をマスキングする
ボディの渕など塗装部分を磨いてしまうと後々錆びが出たりすることがあるので同時に磨いてしまわないようにマスキングしましょう。大抵のプラスチックレンズはボンネットを開けてしまえば完全に露出しますから、下のバンパー部分と両サイドを養生します。養生はマスキングテープを使うに越したことはありませんが、隙間にキッチンペーパーやタオルなどを挟めばOKです。
3.いらない布を使って磨く
布にピカールを付け、どんどん磨きます。それほど力は必要なく、何回も磨いていると瞬く間にきれいになります。みるみるきれいになるので結構楽しい作業です。片方のレンズを磨くのに5分もかかりません。
レンズが黄ばんで見えるのは、レンズの正面ではなく角や上の部分の色が映り込んでいるからです。ピカールは少なからず表面を削り取ってしまいますので正面から見てランプが見える程度になったら角や上の部分を磨いてみてください。
4.保護材を塗る(あれば)
ライトレンズには元々耐久性を上げるために保護剤が塗ってあり、ピカールで磨くことでこの保護剤とレンズの表面を多少削ってしまいますので、磨いた後でクリアで塗装したり、プラスチック用のワックスをしたりしておくと、透明な状態を長く保つことができます。
この手順で実際にピカールを使って磨いてみたら・・・
すごい!!簡単に曇りや黄ばみが除去できました。もう一度完成写真を見てください
これはすごいですね。夜ライトを点灯するとライトのワット数を上げたわけでもないのにすごく明るくなります。
ピカールを使って磨く前のプラスチックレンズはちょっとザラザラしたような、重たいような感じですが、すぐに黄ばみが取れてきてサラサラした感じになります。初めて使うときはちょっと感動する位よく取れます。
金属磨きなのに大丈夫??と思っていましたが、今まで使ったどんなケミカルよりも確実に、力もいらず簡単に除去できました。
保護材を使用しないで2~3ヶ月はクリアな状態が維持できるようです。ちなみに実際どの位持つのかを気にして観察したところ、1月19日に写真のような曇り具合で施術した後、同じような感じになったのは5月10日、4か月程度で元に戻るようですね。
ライトの黄ばみや白濁の原因
そもそもなんで黄ばみや白濁が起こるのでしょうか?いろいろと調べてみたところ、
- チリや埃と雨水などの水分が長い間堆積して固着したもの
- 紫外線によるプラスチックの日焼け
- 水垢の堆積
- ボディにかけたワックスが付いたり、レンズの保護材そのものが熱で劣化したもの
などさまざまです。
ピカールはクレンザーの粒子をさらに細かくしたものなので表面を薄く削ってならしてやろうというための物です。少なからず表面をやすり落としてしまうので、専用のワックスやクリアの耐熱スプレーなどで保護するといいかと思います。