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アイキャッチ画像を設定していないコンテンツへランダムな画像を自動表示するプラグイン「WP Random Post Thumbnails」

公開日:2016(平成28)年9月19日/最終更新日:

WordPressのプラグイン情報



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

最近のテーマではトップページやアーカイブ一覧の中でアイキャッチ画像を表示するものが主流になってきました。

見た目がよくなるのでいい機能なのですが、複数のユーザーで投稿するサイトやいつも同じアイキャッチ画像を設定しているサイトにとっては数クリックの作業でも煩わしいもの。

WP Random Post Thumbnails」はアイキャッチ画像が使われるシーンでコンテンツにサムネイルが存在しない場合、あらかじめ設定しておいた複数の画像の中からランダムで表示してくれる便利なプラグインです。

【WP Random Post Thumbnails】プラグインの基本的な機能・できること

  1. アイキャッチ画像のないコンテンツをテーマの中でアイキャッチ画像付のように表示できる
  2. 設定しておいた複数の画像の中からアイキャッチ画像がない場合のみランダムで画像を表示
  3. すべてのコンテンツに共通のランダム画像を設定できる
  4. コンテンツのタイプ(投稿/固定ページ/カスタム投稿タイプなど)ごとに画像を設定可能
  5. タグ/カテゴリー/カスタムタクソノミーごとに画像を設定可能

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【WP Random Post Thumbnails】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

このプラグインは言語ファイルが存在するものの、ソースの中に言語を読み込むプログラムが書かれていません。コードを追加して適用することも可能ですが、それほど設定項目が複雑でないため、英語のままでも使えると思います。

【WP Random Post Thumbnails】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【WP Random Post Thumbnails】プラグインの基本的な使い方

「設定」→「Random Thumbnail」から行います。

  1. Global Options/全体の設定
  2. PostType Options/コンテンツタイプごとの設定
  3. Taxonomy Options/タグ・カテゴリー・カスタムタクソノミーごとの設定

の3つのタブがあり、それぞれに「Add Upload Files」という項目があるのでボタンをクリックして画像を設定していきます

画像は複数設定可能です。アイキャッチ画像が必要な表示画面(フロントエンド)でコンテンツにアイキャッチ画像がない場合はここで設定したものがランダムに呼び出されます。

コンテンツタイプごと、タクソノミーごとの設定がない場合には全体の設定で追加した画像が適用されます

使い方

設定を行えばあとは自動で処理してくれます。アイキャッチ画像を設定してあるコンテンツに関してはそのまま表示されます。

「Simplicity2」テーマでテストしましたが、文末の関連記事についてもきちんと動作しました。ひょっとするとアイキャッチ画像を使用する他のプラグインでは正常に機能しないかもしれません。

【WP Random Post Thumbnails】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など

より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。

自動的にアイキャッチ画像を設定できるフラグインに

があります。また、アイキャッチ画像の設定を忘れないようにするためのプラグインに

があり、どちらも投稿の中のアイキャッチ画像を必ず設定するためのものなのですが、「WP Random Post Thumbnails」は発想が逆で、
投稿の中にアイキャッチ画像の設定がなければプラグイン内に設定した画像をランダムで呼び出すという動作をします。複数の人で投稿するようなサイトでは、画像のアップロードはさせたいけどメディアファイルを見られるのは・・・というシーンがあると思いますので、何も設定しなくても自動で画像を抽出してくれるこのプラグインは重宝すると思います。

また、一度アイキャッチ画像を「投稿の一部」として保存してしまうと、

のような投稿一覧で簡単に画像を変更できるプラグインを使ったとしても多くのコンテンツがある場合には面倒ですし、アイキャッチ画像に設定されている画像を削除した場合なと後からメンテナンスが大変になります。このプラグインを使えば必要なのは「WP Random Post Thumbnails」で使うアイキャッチ画像のみということになり、画像を削除しても影響を受けにくくなりますから自動にしたいけど面倒な作業はしたくないというサイトにぴったりのプラグインだと思います。

画像が少なく投稿も少ないテスト環境で動作させてみましたが特に表示が遅くなるということもありませんでした。アイキャッチ画像が必要となるのは主にアーカイブなど一覧として表示するときですから多くのコンテンツがあったとしてもさほど影響はないと思われます。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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