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投稿をいろいろな方法でコピー被害から保護するプラグイン「TG Copy Protection」

公開日:2017(平成29)年9月14日/最終更新日:

WordPress Plugin



一生懸命考えて書いた記事がコピーされる・・・サイトを作っている人にとってこれほどつらいことはありませんね。

そしてコピーしたとしてもきちんと引用にしてリンクを張られていればどこで自分の文章が使われたのかが分かるのですが、大抵の場合は何もなしなのでコピーされたかどうかはたまたまそのサイトを見た時程度しか発見の方法がありません。

そこで活用するのがコピーを禁止するプラグイン。でもそのほとんどがマウスとキーボードコマンドによるコピー操作を完全に止めてしまうもの。完全にコピーさせないという観点からすればこれでOKなのかもしれませんが、プログラムコードなどを紹介しているサイトでは不都合が生じることもあると思います。

今回紹介する【TG Copy Protection】はサイトの状況に合わせて大きく3つのコピー動作制御が行えるちょっと変わったちょっと便利なプラグインです。
2年以上前にリリースされ、更新されていないプラグインですが、テスト環境では問題なく動作しました

【TG Copy Protection】プラグインの基本的な機能・できること

設定により以下の動作をさせることができます

  1. コンテンツのコピーを完全に禁止する
  • コピーできたように見せかけて何もコピーされないようにする
  • コピーは許可するものの、貼りつけた文章の末尾に著作権情報を自動で追加する

文末で紹介しますが同じようなプラグインでは

  1. コピーを完全に禁止する
  2. 画像だけコピーを禁止する

というものが多い中、赤字で書いたように、いわゆる「なんちゃってコピー(選択はできるものの実際にはコピーできない)」や「コピーされた文章であることをテキストの末尾に付け足す」といった動作をさせることができるので便利だと思います。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【TG Copy Protection】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【TG Copy Protection】プラグインは日本語化が可能な言語ファイルが同梱されていますので、翻訳を行えば日本語での使用が可能ですが、設定項目が少ないので特に必要ないと思います

【TG Copy Protection】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【TG Copy Protection】プラグインの基本的な使い方

設定はダッシュボードの「設定」→「TG Copy Protection」から行います

項目は次の通り

Enable copy protection by disabling mouse and key commands for copying, printing, saving, source-code, etc.

コピー・印刷・保存・ソースコードの表示などあらゆる動作をマウス・キーボードにかかわらず禁止にし、完全にコピー不可にすることができます

Enable copy protection by setting copied text to nothing, i.e., by emptying it

基本的にコピーする動作は禁止しませんが、実際にはクリップボードにコピーされませんので、「コピーできた!」と別のサイトなどへ貼りつけても何も表示されません(なんちゃってコピー機能)

Disable copy protection, but append copyright text with page link to copied text

コピーを許可する代わりに末尾へ著作権情報を追記します

Disable copy protection completely, i.e., allow full copying

機能を無効にします(プラグインなしの状態にします)

上記の3(著作権表示)に関しては、下の欄で内容のカスタマイズができます。

プラグインのテスト環境&個人的評価

最後に【TG Copy Protection】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。

テストした環境

  • テストサーバー:ColorfulBoxカラフルボックス
  • WordPressのバージョン:4.7.5
  • PHPのバージョン:7.0
  • テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン1.0/最新バージョン 1.0
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/tg-copy-protection/
  • 公式サイト(作者サイト):

個人的な評価・感想ほか

  1. 設定のしやすさ:★★★★★
  2. 使いやすさ:★★★★★
  3. おすすめ度:★★★★★

簡単な設定でいろいろな動作が設定できます。特になんちゃってコピーや著作権表示はおすすめです。

似たプラグインに

https://www.momosiri.info/wppi/wp-illegal-content-copy-notice-append/

などがあります。完全コピー禁止ではなくちょっと変わった機能がありますので検討してみては??

さらにコピーされるのは何も本文からの手動だけではありません。私の場合は

で書いているようにRSS情報をそのまま抜き取られました(受信したRSS情報をあたかも自身の記事のようにサイトへ投稿されていました)。そんな場合に使えるのがこれ

また、コピーは許可しておいてどこへ貼りつけられたのかを知りたい場合には外部ツールの

を使うと便利です。これを使うと単語から文章までどこのサイトのどのページへコピーされたかが一目瞭然です(当サイトでも使っています)。ただしRSSを使ったコピーには対応できないので上のコピー被害に遭った経験談に載せている方法で対処するといいと思います。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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